スポーツ障害が多い季節です

おはようございます。

『ひとりでも多くの人の、人生を変える』

和歌山県田辺市の根本治療専門院

楠本整骨針灸院・整体院の楠本大貴です。

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今週の土日は中学生スポーツクラブの新人戦や秋の大会が、各地で行われます。

 

今日は、ある一人の中学2年生男子テニス部の選手についてお伝えします。

 

この選手は、中学二年生で身長170センチあり、恵まれた体格で前衛(ネット際の選手)です。

 

県大会も十分に狙える実力があり、周囲も大いに彼に期待しておりました。

 

しかし今から5週間前、テニスの練習中にスマッシュを打った瞬間に肩に激痛が走り、そこから肩の痛みが全く良くならず、ほとんど練習が出来ない日々が続いていました。

2週間前からは肘も痛くなってきていました。

 

父親が田辺市内の開業医でもあり、レントゲンを撮っても異常はなし、近所の整骨院へ行っても電気とマッサージだけで全く良くならない、看板も出ていない口コミだけの整体院へ行っても全く変化なし、そんな時間を過ごしているのを見かねた私の知り合いが、ダメもとで行ってみたらと当院を紹介して頂き、当院へ来院したのが、試合まであと9日という日でした。

 

全身くまなくチェックした所、あえて病名を付けると

『インピンジメント症候群』

腕の骨と肩の骨がぶつかって、軟骨や周りの組織に損傷があり、炎症を起こしている状態でした。

 

原因は、腕の力で無理にスマッシュを打ったのが一番の原因です。

 

ちなみにインピンジメント症候群は程度の差はありますが、完治までは通常1ヶ月くらいかかります。

 

初回の治療前はほとんど腕を上げられない状態でしたが、治療後はまだ痛みはあるものの、腕を回せるようになりました。

 

2回目の治療前に痛みの程度を確認すると

初回の治療前を10としたら6程度の痛みに代わっており、腕はしっかり動いていました。

 

そして、2回目の治療後、腕を回した時の肩の痛みは0になりました。

 

その次の日、私もテニスをするのでテニスをしていると近くのコートで彼もテニスをしており、プレーを見ていると、まだ完治ではないですが、十分にプレー出来ていたので一安心でした。

(肩は問題ないが、プレーを続けていると、肘に不安があるとのこと)

 

本日、試合までの最終調整を行いますが、完全ではないものの、十分試合で活躍できるまでに回復する事が出来ました。

 

いくら体格が良くても、まだ中学2年生です。

腕の力で打つのではなく、リラックスして体で打つフォームを今後は身に付けて行く必要があります。

 

この選手のように、現在、身体の痛みで思うようにプレー出来ない選手は非常に多くおられます。

 

しかし、

どうすれば体が良くなるのか?

どこに行ったら治るのか?

何が悪いのか?

 

正しい知識を持っている方がほとんどいないので、多くの選手はいつまでたっても満足のいくプレーが出来ないで悩んでいます。

(開業医さんの子供でも分からないので、一般の方は分からなくて当然です)

 

まず、1つの正しい知識として

電気を当ててもあなたの痛みは良くなりません

 

是非、あなたも正しい知識をもって、正しい治療が出来る治療院に行ってください。